変身譚録

人が何かに変身する作品について話してみる

『魔斬 -MAZAN-』忘れ去られたアーケードゲーム

どうも、転職が決まり、会社に
「前から言ってたけど決まったから退社するッス」
と言いに行ったら
「いつがいいの?」
「早め(2週間〜1ヶ月)がいいッス」
「じゃ今日で」
「今日!?」
とスピード退社が決まって混乱のままにニートとなりました、おーこです。
なんてこった…なうニートなのだ…

まぁそんなわけですから、記事を書きに家にいるわけです。
今日は2002年あたりにプレイしてた『魔斬』をご紹介。
まずは動画をドン。英語版です。

www.youtube.com

日本語版はこちら。画面が見づらいですが声がイイ。

www.nicovideo.jp

ざっくりあらすじ。
ある日、芦屋家の当主、芦屋柳之進が人傷沙汰を起こして屋敷は閉鎖、
その屋敷から出かけていた娘ひとりだけが助かっていたが、
彼女は屋敷の中に入り込んでしまう。
魑魅魍魎の跋扈する世界と成り果てていた屋敷から、
娘が逃げ出そうとするも門が開かない。
そこへ、妖刀「魔斬」の後継者、橘幻馬が現れた。
彼は妖怪どもを斬り伏せて、この魔境化の元凶へ立ち向かう。

的な。
OPを見てると娘さんが猫目の妖怪に向かって
「もう、私がわからないのですね……」
と悲しげに話しかけるシーンが見られます。

てことで、このゲームの見所はTFはしないものの、1stステージの怪猫です。
ステージのしょっぱなから大きな猫のシルエットが見え隠れします。
あちこちで障子の向こうに映ったり、にゃーんという声がします。
しかし当然猫にしては大きいし、猫にしては前足が短い。
それを追うようにして幻馬が屋敷の奥へと進んで行くと、
対象様々な妖怪の最後に、怪猫が襲いかかってきます。
着物姿の大きな猫なんですが、刀も帯びていて、髪の毛も生えてる。
だいたいこんなんです。Youtubeのスクショ。

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オスですオス。
戦い終わって猫が消滅すると、
「妹の顔も忘れちまっちゃ世話がねえや」と幻馬が呟きます。
てことでこの猫が芦野柳之進その人であるとわかるわけです。

シーケンスはないし、見た目も割と可愛くないんですが、
持っている刀「猫夜叉」のせいで狂気に駆られ、
その呪いに蝕まれて猫化してる成人男性とか結構ソソるなぁと
不意に思い出した次第です。
なんか『ニンジャアサルト』ってゲームに似てるらしいんですが、
私はこれしかやったことがないのでちょっとわかんないですね…

なお、2ndの蜘蛛女は本体が女郎蜘蛛、
ラスボス(全3ステージです)の呪われた刀鍛冶は元人間ですが
ケモくはないというかバックベアードっぽかったような。
いずれにせよ私は蜘蛛女に勝てない!って感じでした。
猫チャンを斬って楽しむお侍楽しかったです。

なお、このゲームのラストを初めて見たのですが、
たった一言主人公が吐き捨てて終わるところが
逆に情緒を誘うというか、きっとこの人はここで戦い終わってないんだ、
みたいな空気を感じられました。
なんにせよもはや日本国内でプレイできる場所がどれほどあるか、
というところなので、何かしらアーカイブしたいとこですよね。

ということで、『魔斬 -MAZAN-』でした。