変身譚録

人が何かに変身する作品について話してみる

『YAIBA』は可愛い系狼男化する

どうも、ニート続きなのでせめてブログくらいあげてみようって魂胆で今日もあげていきます。
実際には下書きにボンボコつっこんで1日ずつ掲載してるからズルなんですけどね。

青山剛昌といえば『名探偵コナン』というイメージはあってると思います。が、やはりTFに親しむならば『YAIBA』を一度は読むべきでしょう。

YAIBA』およびアニメ『剣勇伝説YAIBA』に登場するバットマン(アニメではバットガイ)の特性は個人的には好みです。小学生の頃、父親の里帰りの為に例年田舎に遊びに行っていたのですが、その折にいとこの家に揃っていたYAIBAを読んだのがきっかけでした。その時にはシーケンスがないからなぁと思っていたのですが、それ以外にもいい要素がありました。

バットガイ(検索の方でも引っかかるでしょうからあえてアニメ版の方の呼称にします)は噛み付いた相手を狼男に変えてしまいます。対象は人間だけでなく、ヤイバの連れているトラのカゲトラやハゲタカの庄之助、ゲロ田ゲロ左衛門(カエル男)にも及びます。割と見た目が可愛いしシーケンスもありませんが、特筆すべきは感染力の高さでしょう。一噛みで感染していきます。パンデミック的な連鎖はなかなかクるものがあります。戻るのも対象のバットガイに噛みつくだけというお手軽さなので、なんと気軽に変身することか…とおもわず笑ってしまいました。しかし集団感染型のTFというのもなかなか珍しいと思います。

アニメでは08話。日本語検索では有料のものしか見つかりませんが、英語ですとゴニョゴニョ。

streaming.yahoo.co.jp

ShowTimeや楽天TVあたりでも100円ですね。ゴニョゴニョの方は任意でお願いします。

また後半になって柳生十兵衛光巌の登場もあります。本来はただのゾンビというポジションのはずなのですが、鬼丸によって内部にさすらいのウルフなる別人格を与えられており、人格のみならず見た目の方も獣化します。こちらはシーケンスがけっこういい感じです、デフォルメアニメとしてはオッという十二分さ。条件が下戸の十兵衛を酔わせることなので、折々で飲まされて獣化(さすがに二度目以降はシーケンスもありませんが)したり、酔いが覚めて戻ったりを繰り返します。こちらは感染などはしていませんが、通常の十兵衛とのギャップが楽しいいいキャラです。

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例によってゴニョも見つかります。24話で登場と説明、25話で変身です。
なお私は当時は漫画だけだったので、変身のシーケンスが結構ちゃんと描かれていることに今興奮しています(笑)
YAIBAの中ではだいたいこの辺、後半さらにウサギから人間、みたいなシーンもなくはないのですが、個人的にツボにハマったのはこの辺りでした。

ライトなTFは性癖に刺さるかどうかは別としても、大衆にわかりやすく、楽しく、また可愛いものであるので、妄想の余地を大いに残した状態で変化を楽しめるというのがいいトコロですね。
パンデミック獣化もこういうライトさを持っていると危機的に見えないところが良いなぁと思うわけです。