変身譚録

人が何かに変身する作品について話してみる

『ボクはむく犬』は当時としては画期的

ディズニーでtransfurといえばまず『ピノキオ』と『ブラザーベア』だと思います。他にも『ラマになった王様』『王様の剣』『魔法にかけられて』『王子様と魔法のキス』など枚挙に暇がないですね。今度別記事でディズニーTFの内容と方向性についてまとめようと思うが、その中でも機嫌が古いのがモノクロ映画の『ボクはむく犬』があります。ご存知ない方もいるかもしれない。

私の幼い頃の記憶をざっくばらんに話すと、主人公(少年)は隣に越してきた女の子に惚れ、一緒に博物館に行く約束を取り付ける。が、行った先の博物館で指輪が入った入れ物をびっくり返し、帰ったらその指輪の一つがポケット(?)に入っていた。身につけて表面の文字を読んでしまった彼は次第にふわふわとした白い毛に包まれ、犬へと変わっていく……というのがざっくりしたところ。

一番古い年代のものはディズニー公式からオンデマンド配信があったので、そのトレイラーを貼ります。

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ジリジリとしたTF表現とはいきませんが、髪の毛に白い毛が混ざり、次第にその範囲が広がり、鼻が黒くなって手が犬のものへ、という流れはなかなかそそるものがあります。

これを初めて見たのは小学生になってからでしたが、低学年の頃だったので拒否感に似たものを感じながら、自宅でビデオを見たのを憶えています。今見ると分かりますが、犬の模型も凄く上手いですね。さらに話の流れからどこかのムク犬と融合しているような様子もあり、ディズニーは性癖開拓の天才だなと思ったりするわけです。

更にカラーのシリーズもあり、そちらもそれぞれトレイラーがあります。が、どうやらテレビ放映を目的をしているのか、あまり出来が良くない……ので、ティム・アレンの行動が可愛い2006年版のリンクを使用します。

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これがまた大変可愛いんですが、やはり初代と新に敵いません。新は初代主人公が大人になってから同じ魔法にかかる話で、いい歳のおじさんが変身するのでそれはそれで可愛い訳です。DAっていうシリーズみたいなので一応そのTFシーンがあるので貼ります。

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こうしてみると3D技術がなかった頃の方が生々しい変身の仕方してますね。

望まない変身とか魔法のリングとか(2006は化学薬品ですけども)好きなキーワードも多く、大変好きな作品です。