変身譚録

人が何かに変身する作品について話してみる

『ゲゲゲの鬼太郎』の狸化……を最後まで見られなかった話(猫化動画追加あり)

さて、タイトル通り今回はその後割とすぐに出会ったとあるシーンです。

ゲゲゲの鬼太郎といえば日本語圏の同い年くらいの子から三十上くらいの人まで、漫画なりアニメなりでお世話になっているでしょう。

その一話である「八百八狸の反乱」というお話が、ちょうどテレビで放映されていました。実際の年月日が曖昧なので、年代カテゴリは二つ登録してみました。

 

下記に有料配信されています。

東映アニメオンデマンドYouTube有料動画↓)サムネだけでもめっちゃ可愛いなコレ。

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残念ながらオンデマンド動画を見てる時間的な余裕がないので、心苦しいですが変身部分をトリミングしていた同志がいるようでしたので、下記にリンクを貼っておきます。

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元々水木しげるの絵柄なので可愛いですね(笑)

別のエピソードに人狼もいるにはいるんですが、変身シーンはありません。むしろそれよりは猫町に向かいながら猫化していく原作漫画の方がTFっぽさがあります。海獣化も割と好きですが過程があんまり描かれてませんね。


ついでなので猫町切符追記しておきます(2017/10/11)
東映アニメオンデマンドYouTube有料動画↓)

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ネズミ男猫化っていう凄い矛盾好き。

そしてやはり同志がトリムしてるっていう。
いわゆるポンッ系に近いですが可愛いので好きですね。キンタマまんまるちゃんだ。

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とまぁ脱線はさておき。

 朧気な記憶で憶えているのは、八百八狸が人間に被害を出し始めた為、それを止めに行った鬼太郎が狸たちに捕まること。そしてその親玉に約束の印として、あろう事か右頬にキスマークを残される事です。それは狸達の封印の方法を知っていた鬼太郎に、手出しをさせない為の対処でしたが、正義感から鬼太郎は四国の山の封印の穴を塞いでしまいます。約束が破られた為、鬼太郎の身体は動画の通り、狸……というか毛皮に覆われた姿になってしまう訳です。何で死ぬんやと今なら思いますが。

幼少期の私にとって、そして『狼男アメリカン』を経た私にとって、それはまさに私用にアニメ化された変身シーンでした。同じとは行きませんが、苦し気な声と肥大する身体はそれを想起させるのに十分で、私は何か見てはいけないものを見た気持ちで、動画の変身シーンの頬が張っている最初のあたりでテレビを消してしまいました。なので、結果どこまで獣化したのかを知りませんし、どのように戻ったのかも記憶にありません。その日を境に鬼太郎を観なくなったからです。

今思えば惜しいのですが、どうして消してしまったのか後々になって理解しました。それはまた別の機会に。

 

それにしても絵柄が可愛いのでそれほど悲壮感ないんですよね。お腹弾けそうな感じになるところとか、ほっぺムチムチしてる感じとか如何にも狸化です!という感じがします。

余談ですが、この頃既に妖怪の狸は金玉をぶら下げて歩くものとして認識していたので、まさか鬼太郎の金玉も……と妙な気持ちになっていたものです。

この辺りで私は恐らく、変身とは他者に何かをされて起こるものだと認識していたようです。同時期にあったアニメ、絵本、映画などもそうでした。

こうして私は自ら貴重な機会を失ったことを比較的すぐに後悔し始めます。見ないで反復するよりは、見て忘れれば良かったのではないかと。しかし今なら分かります。見ればもっと反復したでしょう。何故ならこの時すでに、TFは一つの性癖となっていたからです。

 

以上、ゲゲゲの鬼太郎第四作の話でした。