変身譚録

人が何かに変身する作品について話してみる

新年一発目『魔都精鋭のスレイブ』

どうも、第五人格の戦隊戦でリーダーやることになっちゃって(戦隊に所属がめんどくさくなってしまって…)
うっかり毎日走り回りました…ノルマクリアしたので、あとは1000位以内を保てるかなーというところ。一応今アジア圏では500〜1000位の中にいるようなので。
もし一緒にプレイしたいとかいう奇特な人はtwitterでお声掛けください。
先日冒険家も世界ランク47thって書いてありました。遊びすぎだけど。原稿やれ。

といったところで、新年早々連載が始まり、もうちょっと要素の見極めしておこうと思ったら結構良さそうだったので紹介いたします。
『魔都精鋭のスレイブ』をドン。

shonenjumpplus.com

正直オイどこのナニのシスマイクだと思ったんですけどね…マイクの方はいつのまにか女尊男卑の設定消えたらしいですけど。
女尊男卑設定とかハーレムモノって基本刺さらないんですけど、
主人公がスレイブ状態になるとケモノっぽいフォルムになるのがなかなか良いと思いまして。
あと女の子の能力に体長の拡縮が含まれる女子とかがいて、
今後も変身ネタのニッチなトコをついてくれるのでは…!?とほのかな期待をしております。
またスレイブを働かせると働かせた主人がスレイブの望むような褒美を自動的に与えるというある意味?おいしい?設定もあり、
結構いいのではないかと…
なんていうか、ミクロマクロにTFに自我があるまま体の主導権を失うみたいな、
我々の世界だとよく見かけますね?っていう内容が満載です。
また竹村洋平先生の絵なので綺麗なんですよね、全体的にゴチャつく画面でも対象がはっきり認識できるし。
つまり変身もはっきり見られる日がくるのでは。くるのでは。

ひとまずそんなトコで本年一発目のご紹介でした。
もっとケモいのも欲しいですよね。ケモいの…今年は何かあるといいなぁ。

【ご挨拶】2019もどうぞよろしくお願いいたします

どうも、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年中は大分多くのアクセスをいただきました。
一昨年のニートしてる間、一日一記事更新やってた時より多いかな。
正直ブログの本懐である私のTF史みたいなトコロって語り終えるのが早くて、
その後は新規に見つけたメディアのTFについて紹介したり、
コスプレとの親和性を考えて色々アンケとったりしてみたんですが、
どいつもこいつも大分中途半端でございますね。
まぁ、私そもそもそれほどきっちりやる方ではないので、その辺は大目に見ていただけると大変ありがたいです。

ただ、二度目の転職からこっち、残業は増えたものの精神的な負担は非常に少なくなっていますし、お金も前より全然余裕があるので、前々から買えなかった本とかゲームとか、TF以外も気になってるものについて触れていけるかなーと思っております。

そういえば私がPixivで追って読んでいた『戌神惨』が終了いたしました。カニさんという方が連載していた、干支神シリーズなんですが、色々すごい楽しかったですとも。超好き。一応まだ新年だから色々控えておこう。今度折を見てご紹介いたしますね。

ということで本年も色々と紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
もちろん、こういうの紹介してくださいってのもありありなので、そういうのはツイッターとかコメントいただければと思います。

ではFGOのメインストーリークリアに走ってこようと思います…まだ終わらない…

分断された日本の物語『オオカミライズ』

どうも、やっと機会が巡ってきました。単行本待ちしてたんですが、『ウルトラジャンプ フリー!!』という電子媒体で第一話だけ掲載して購買意欲を誘ってくる広告漫画データが私の贔屓のシーモアで配信されました。そこに『オオカミライズ』が掲載され、第一話は現在無料で読むことができます。
てわけでドン。

www.cmoa.jp

あえてあらすじなどを語る必要はないと思います。読みましょう。247Pからです。
あ、ちなみに個人的にシーモアが気に入ってるけど(アプリでもブラウザでも読めるのでkindleにアプリ入れて読んだり、突然読みたくなってスマホのブラウザで読んだりできるのが良い)別に他の媒体で配信されてるの読んでもいいと思います。

雑感としては皇国の守護者を描いていた人だけはあるな、というところ。群体によるアクションや個々人の戦闘の勢いや音の表現、また一定のグロテスクさを持つ作画はこのテーマに大変よく合っています。

この漫画は人体実験によって生まれた倭狼(ウォーラン)達が居場所を守る為の戦いをするものです。冒頭から日本が二つに分かれており、このあと三つになっていることが分かるのだとか。
概ね見える範囲ではロシアに関東以北、中国にそれより南が支配されている様相でしょうか、倭狼達はその国境付近、非武装地帯とされる場所に根城を持っています。これは賢い。と言うのも、非武装地帯があるということは、つまり中国とロシアは互いに領土を奪い合っていると仮定できますし、そもそも倭狼が生まれた経緯は軍事使用が目的であると言えるでしょう。倭狼をロシアに秘匿したがっている様子や、描かれている範囲に軍装を持つキャラクターが倭狼にはいないことから、軍事投入前だった倭狼が脱走したと考えられます。総合して考えると、中国は対ロシア武器として倭狼を作り出したものの、それが実践投入前に脱走、ロシアに取られて技術を奪われる事を恐れて全頭駆逐を考えるも、ロシア国境付近に大軍勢を投入してはロシアに攻め入らせる言い訳を作らせてしまう為、少数部隊で当たっている、というところでしょう。

さらに倭狼は実験段階である事も伺えます。それぞれ年齢がバラバラであり、また程度もマチマチ、「はげしく変形し 人間の姿でないなら 廃棄するしかないが」という軍人のセリフ、マエダさん(人間で言う正面向きの状態で口が左右方向に開き、その両顎が上顎、恐らく眼球が四つあり、殆ど犬のような形)、豊前(豊かな飾り毛はあるがマズルが短い狼男様)、次郎(うっすら全体に毛はあるものの、マズルはなく、鼻がやや上向きのほぼ人間に近い姿)、モブキャラの四足歩行態など、人間からどれくらい離れているかも一致しません。つまり画一的な技術にはまだ届いてないと言えます。この点とにかく立体的な倭狼たちの顔の造形が素晴らしい。ケモいのからヒトいのまでよりどりみどりですごちそうさまです!

こうした要素は好きな人にはめちゃくちゃ刺さると思うんですよ、実験体が逃げ出して自由の為に戦うとか。
ただ、どうも自由というよりは静かな死のために戦おうとしてるようにも見受けられます。ケン、と呼ばれる個体はシルエットからすると非常に大きいようなのですが、その周辺に蹲ったり祈るようなポーズをしている倭狼達がいます。何も考えないようになる、と豊前が述べている為、倭狼とはそういう運命にあるのかもしれません。
また次郎が閉じこもっていても〜と述べていることから、現状争う意思は本当はないようです。また人間であると主張する事からも、彼らがただ穏便に暮らしたいものと察せられます。

ここまでの話でお気づきかもしれませんが、倭狼が生まれつきなのか、実験による変異なのかはまだハッキリしていません。そのため、変異のシーンは1話目には別の意味を持って描かれています。
倭狼はその血が衝撃のある場所に集まって銃弾による負傷を防ぐ、という特質があり、この血が倭狼を倭狼たらしめているらしい、とわかる描写があります。
その血が人間の体内に入ると、倭狼に似た姿に急激に変形し、その勢いに身体が耐えきれずに弾け死ぬ様子があります。
また逆に、倭狼を殺すための弾丸は倭狼を人の姿にして殺します。
マエダさんはそれを見て「彼我は死に方も殺し方も同じ」と述べていますので、この物語に置ける変形は私が確認する範囲ではイコールで死、という状況です。
ただ実験記録の中にある倭狼は人っぽい形をしているので、変形は進行するタイプなのかもしれません。

あとねーもうコレは名前からしてだけど、倭、ってことは国土を占領された日本人を実験隊に使ってるとしか思えないよねホント…まだ和名以外のキャラいないので今後に期待というところですけれども。

以上が『オオカミライズ』第一話の雑感でした。
今後他にもどんな要素絡んでくるのかなぁと楽しみになる感じがモリモリです。
個人的に倭狼を討伐にきている吃狗(チィゴウ)が犬の頭の形のヘルメットを被っているあたりからしても、なにやら怪しい気配がするなとか思っています。
まぁまずは第一話読みましょう、ぜひね!
単行本買ったらどっかで内容補填しよう。

【クリエイター紹介】友人を紹介したいと思います

どうも、先月は一度も更新できませんでしたね…
今月は何かしら、と思ったんですが、ここにいたるまであんまり記事を書ける感じがないので、久々のクリエイター紹介をしたいと思います。

友人のヤカヌスを勝手に紹介します。
本人の承諾とか一切取ってないので超勝手な話をします。

まずヤカヌはFantiaというクリエイター支援サイトでの活動が今は主になっています。
それがこちら。

fantia.jp

ヤーカーキング。元の名前は「ごはんに合う」というタイトルでした。
趣旨は「おかず」をたくさん投稿すること、と理解しています。
この「おかず」ってのはいわゆるシモ的な意味のおかずで、投稿自体もほとんどがR18です。
私がなんであえてこのタイミングで紹介しているかというと、先日ヤカヌのサイトやpixivを眺めていて、あー、遡らなくても見られればいいのになーとか思ったところ、悪い方の私が「ブログにしちゃえばイインダヨ!」とか言ってきたのでそうしよ!みたいな感じです。

ただ、個人的にはブログやpixivもいいんですが、どう考えても今のヤーカーキングで支援者が得られるおかずには叶わないと思います。
だってたった月に500円課金するだけで妄想にも興奮にも困らないんですよ…!?
(と普段金が欲しい枯れちまってるァとボヤいてる私がいうのもナンですけども)
しかししかし、FantiaやEntyあたりがハードル高く感じる方もいると思います。
ので。
あえてここでヤカヌの過去作を上げてみようと思います。
お気に入りはだいたいマイピク公開とかFantiaの支援者向けにあるので、全体公開の中で性癖にゴリゴリ刺さるものをご紹介。

まずはpixivのこちら。

www.pixiv.net

なんか埋め込みはエラーするけど。
女子高生が犬になるお話なんですが、逃げ去る時のパンツの引っかかり具合がドツボ。
あとシーケンスが丁寧なのがとてもいいと思います。3パーツ3枚、9段階もあるよ、すごい。

今のが可愛い感じなら、こちらはより今っぽい方向に近づいてきた感じです。
一応R18なのでご用心。

www.pixiv.net

ゴキゴキ感が強く出ているし、さほど目立たないけど複乳の表現が秀逸。
自我を失わないタイプの獣化なので絶望感とかがすごくイイネ!ってなります。
あと犬だから足ちっちゃくなってる感じでとってもグッド。

pixivに掲載されている中でももっともヤカヌの性癖が出ていると思われるのがこちらです。

www.pixiv.net

私は以前にもちらっと話しましたが、いわゆる肥満よりは性的なアイコンの肥大化、海外で言うところのhyperという属性が好きなのですが、ヤカヌはそれをたくさん描いてくれます。おかげて私のパソコンやスマホのブラウザにはシークレットウインドウが常備になりました(検索単語は察して)。
これで6年前の投稿ってんだから成長ってやつは怖い。いや、末恐ろしい〜…

というところで比較的平和なサイトの方もご紹介します。

JACANUUUS!

このご時世に個人サイト折々に更新するの偉すぎるでしょ。
こちらはコンテンツを見てもらえたらいいなぁと思います。
普通に面白いですし、もちろんアレもありますし。
ヤカヌの個性というか、本人の人柄が透けてる部分もあるなぁと勝手に思います。
ホワイトココアは連載休止していますが、結構その生活模様とかの妄想が広がるので楽しいですね。

ということで友人の紹介なので若干肩の力も抜けたところですが、
私はあえてここでFantiaを推したい。
ということでFantiaのおかずのオタメシを見て欲しいのです。

無料の範囲だから許されると勝手に思っておこう。ドンッ。

fantia.jp

 

まず何をいうにも今のヤカヌについて語るなら、ヤカヌのTFの要素は非常にわかりやすいところにあり、それはFantiaに多く投稿されているので、それを見て欲しい、と言わざるを得ないわけです。
それは女性性に対する男性化、あるいは男性性の無力化のような言葉に落ち着くと思います。
しかしそれは必ずしもTSFではなく、肥大した性器や、適正であった性器の喪失によるところが大きく、性別の転向に至らない程度に異性化するといういいバランスを持っています。
URLを貼ったところで登録している方には見えませんので、私の言葉で語りますが、大半の作品はそれなりに見目麗しい女性が、マッチョまたは肥満したものへの変化を起こすのですが、そこには肥満の豚化が大きく割合を持っています。この豚の肥満化にはオスもメスもあるのですが、ことさらこのコンテンツ中においてはメス豚化が強い。
というのも、先に紹介した豚化よりも強力に局部の肥大化が描かれており、それが人間の発情期(万年)と合わさることでさらなる悲劇を呼ぶ、というナイススパイラルが超うめえですって感じになっているわけです。

また二番目に多い女性の男性化についても、ボーイッシュなアイコンをもつキャラクターであればあるほどメスにされ、逆に可愛いアイコンを多くもつキャラクターほどオスにされる傾向があります。
これについてはメスにされる、ということがいわゆる女性のエロスの強調態、巨乳や大きな尻、あるいはそれを持ち得る動物への変化であることがほとんどであります。また、オスのほうはむしろ醜悪な様子(例えば巨根だとか巨デブ、あるいはずんぐりした短小だったり)への変化が大きい。
この変身後の姿については個人的に思うところがあり、例えば男性に好かれることや可愛がられることに重きを置かない女性、というのは、ある程度実力主義であったり、厭世的な様相を呈するのですが、それを全く許さない、つまり男という社会性から注目を集める姿にされる。本人の意図しない、ある種の男性が求める女性像に無理に押し込められるジレンマは激しいモノがあるのではないかと思うわけです。
逆に、女性的なアイコン、可愛い、綺麗、といったキャラクターの男性化に醜悪な様相がどうしたって混ざってくるのは、少なくとも現代社会の女性が持つ「醜形恐怖症」の部分が絡んでいるのではないかと思うわけです。ボーイッシュなタイプが世俗から離れる一方で、可愛い女の子というのは、つまり社会に居場所を見つけるか、見つけられそうな手段やルールを把握していることになります。それは人に囲まれていることを利用するしたたかさも共存しているはずで(思い出してください、可愛がられている人は男女問わずいろんなツテを持ってるモンですよ)、そこから見捨てられる姿となることで武器の一切を引き剥がされる。こういった恐怖もまた、人に囲まれるのとは正反対ではありながら、激しい葛藤を引き起こすはずなわけです。
逆に、オスとしてのアイコン(筋力や重量)を重宝される、という、女の求める慕われ方と真逆のものを背負わされる話もヤカヌは描いており、ヤカヌの持つ社会への視線もちょっと見え隠れしたりなんかしてます。

時折ある男性の女体化についても、エロい体のチャンネーになるとか安っぽさを感じるテーマではなく、性に振り回される形、あるいは本人の持ち得る強靭さを失う形なので、誰も得しない(見てる人だけ嬉しい)ところがよろしいなと!
あ、超個人的にですけど、喜んで女になるタイプの女体化あんまり好きじゃないんですよね。嫌がれよっていう気持ちが勝って読むこともできない。
その点ではヤカヌの描くものは全て不如意、本人の意思を全く無視しているか、すごく強制力の高い環境で無理に施行されている性転換あるいはそれと誤認されるレベルの肉体の変容を引き起こしているのです。
精神面が急に変わることがほとんどなく、以前の自分のまま肉体(他者からの視線/扱い/保持する社会性)だけが大きく変わり、そこに従わざるを得ない、という様相を、エロスに特化して描くということ自体がすごいなぁと思うわけです。

ということで友人ながら大変尊敬するTFの描き方をできる人でもあるので、紹介させていただきました。
私も過去作品への近道を保全できて一石二鳥、なんて素敵なのか。

以上、ヤカヌスの紹介でした。
twitterも面白いのでオススメです。おうヤカヌ、ワッパー食おうぜ!

『グレイプニル』きぐるみ化という変身

づおも、ディズニーハロウィンでミッキー早着替えを一度も見られていない人です。

『グレイプニル』1巻がamazonとかで無料配信になっていたので、
ちょっと読んでみました。
以下は公式サイト。

yanmaga.jp

試し読みはこちら。

www.cmoa.jp

ざっくりあらすじ。
平凡だった加賀谷修一はある日、火災事故現場に居合わせてしまい、
バケモノに変身して中にいた生存者を救う。
その生存者であるクレアは修一からスマホを奪い、
バケモノになった理由や正体を明かせと詰め寄る。
しかし修一はある日突然バケモノに変身する体質になった為、
自分がなぜ、どのような形でバケモノになったのかわかっていない。
クレアは修一に姉探しへの協力を要請するが…

ということでだいぶざっくりした。
1巻だとあんまり明かされる要素がなくてですね!(笑)
ただ、見た目は可愛いきぐるみなんですが、
人間からきぐるみ姿のシーケンスが結構グロめに書き込まれていて、
できればそれカラーで見せてぇ…?ってなります。

また変身自体は自分でコントロールできるらしく、
割と任意な感じで変身したり戻ったりできます。
ただ、この見た目が可愛いバケモノ、表紙の通りジッパーがついてます。
しかも開く。中身は空洞。
そしてクレアが乗り込み、修一の意志を無視してバトルするシーンがあったり、
ちょいちょいソレは必要なのだろうかというエロ描写があるのですが、
バケモノになった修一がクレアを犯そうとするような描写もあることから、
もしかしたらなんかのフラグなんでしょうかね…

変身はとあるコインによって付与されているらしいです。
「力と引き換えに全てを失う」とされるコインによって、
何かしら別の姿を得ることになる様子。
1巻では陸上部で大会に出る選手として選ばれなかった女の子が
変身して襲いかかってきます。
きぐるみ的な感じではなく、どちらかというと手足の肘膝の関節上くらいから
ボディースーツ的な感じになり、顔はほぼそのままっていう感じですが、
今後のキャラにどんなものが出てくるかな!?となかなか期待できました。

わりとシーケンスが描かれていたり、
絵柄がすっきりしていてみやすいこともある為、
続刊も購入しようかなという感じ。
てことで、気になる方は是非一度目を通して見ると良いと思います。
ジッパー開いたままで落ち込む修一、ちょっと可愛かったです。

『魔斬 -MAZAN-』忘れ去られたアーケードゲーム

どうも、転職が決まり、会社に
「前から言ってたけど決まったから退社するッス」
と言いに行ったら
「いつがいいの?」
「早め(2週間〜1ヶ月)がいいッス」
「じゃ今日で」
「今日!?」
とスピード退社が決まって混乱のままにニートとなりました、おーこです。
なんてこった…なうニートなのだ…

まぁそんなわけですから、記事を書きに家にいるわけです。
今日は2002年あたりにプレイしてた『魔斬』をご紹介。
まずは動画をドン。英語版です。

www.youtube.com

日本語版はこちら。画面が見づらいですが声がイイ。

www.nicovideo.jp

ざっくりあらすじ。
ある日、芦屋家の当主、芦屋柳之進が人傷沙汰を起こして屋敷は閉鎖、
その屋敷から出かけていた娘ひとりだけが助かっていたが、
彼女は屋敷の中に入り込んでしまう。
魑魅魍魎の跋扈する世界と成り果てていた屋敷から、
娘が逃げ出そうとするも門が開かない。
そこへ、妖刀「魔斬」の後継者、橘幻馬が現れた。
彼は妖怪どもを斬り伏せて、この魔境化の元凶へ立ち向かう。

的な。
OPを見てると娘さんが猫目の妖怪に向かって
「もう、私がわからないのですね……」
と悲しげに話しかけるシーンが見られます。

てことで、このゲームの見所はTFはしないものの、1stステージの怪猫です。
ステージのしょっぱなから大きな猫のシルエットが見え隠れします。
あちこちで障子の向こうに映ったり、にゃーんという声がします。
しかし当然猫にしては大きいし、猫にしては前足が短い。
それを追うようにして幻馬が屋敷の奥へと進んで行くと、
対象様々な妖怪の最後に、怪猫が襲いかかってきます。
着物姿の大きな猫なんですが、刀も帯びていて、髪の毛も生えてる。
だいたいこんなんです。Youtubeのスクショ。

f:id:hitsuji_to_ookami:20181016124410p:plain

オスですオス。
戦い終わって猫が消滅すると、
「妹の顔も忘れちまっちゃ世話がねえや」と幻馬が呟きます。
てことでこの猫が芦野柳之進その人であるとわかるわけです。

シーケンスはないし、見た目も割と可愛くないんですが、
持っている刀「猫夜叉」のせいで狂気に駆られ、
その呪いに蝕まれて猫化してる成人男性とか結構ソソるなぁと
不意に思い出した次第です。
なんか『ニンジャアサルト』ってゲームに似てるらしいんですが、
私はこれしかやったことがないのでちょっとわかんないですね…

なお、2ndの蜘蛛女は本体が女郎蜘蛛、
ラスボス(全3ステージです)の呪われた刀鍛冶は元人間ですが
ケモくはないというかバックベアードっぽかったような。
いずれにせよ私は蜘蛛女に勝てない!って感じでした。
猫チャンを斬って楽しむお侍楽しかったです。

なお、このゲームのラストを初めて見たのですが、
たった一言主人公が吐き捨てて終わるところが
逆に情緒を誘うというか、きっとこの人はここで戦い終わってないんだ、
みたいな空気を感じられました。
なんにせよもはや日本国内でプレイできる場所がどれほどあるか、
というところなので、何かしらアーカイブしたいとこですよね。

ということで、『魔斬 -MAZAN-』でした。

ちょっと待ってみてたんです、『鬼哭の童女』

どうも、だいたい月一くらいの更新ですね。もう少しスピードアップしたい。

先月ウルトラジャンプで『オオカミライズ』が始まったと聞いているんですが、概要がつかめず、またワープア状態に陥りつつあるので購入断念…
近いうちにちょっとお小遣い稼ぎができたら電子版で買ってみます。
皇国の守護者』の漫画描いてた人なので楽しみですね。

で、今回は別の作品を紹介します。
私の大好きなマグコミで連載が始まったばかりの『鬼哭の童女』です。

リンクはこちら。

comic.mag-garden.co.jp

内容はほぼ書いてある通り。
酒呑童子が葵という少女に取り憑き、隻腕の茨木童子と共に、
復讐と復活のために京へ向かう、というお話し。
主人公の茨木童子は基本的には人の姿に擬態して行動しており、
葵も通常は葵の人格を保っているのですが、
戦闘時には茨木童子は牛と犬を足したような鬼の姿へ、
葵は酒呑童子の人格が表に出る形へと変わります。
ここまでだと「魔物から人に変身してるだけだなあ」と思っていたのですが、
最新話(現段階で3話)で「お?これは?」という表現があったのでご紹介します。

最新話では前話で源頼光と相対し、茨木童子たちが何らかの意図を持って見逃された、
というところからです。
源頼光平安京主上とその側近に対し、前話の内容を報告している様子です。
ところが、周りの偉そうな人たちは頼光と藤原保昌に対して疑念や嫌悪を向けています。
また頼光も「追儺面」と呼ばれる面を被って外そうとしません。
それに対し、
「頼光とその郎党は
 鬼の呪いで顔が醜く
 爛れておるとの噂は
 真であろうか…」
「あまり関わると
 呪いをもらうやも
 しれぬ…」
「穢れを祓う者の身も
 また穢れておるわ」
とのコメントされます。
ただ、現状見る限りは頼光たちはいたって普通の、鬼を退治したと言われる人間にすぎません。
しかし、今回後半、前回遠距離射撃に徹していた卜部季武
茨木童子達の前に姿を現します。
そして、葵がもともとは渡辺綱の子供あることを話しながら、
葵を返すように求めてきます。
茨木童子がそれに抵抗すると、季武の姿は一般に言う烏天狗のようなそれに変化しています。

茨木童子と違い、シーケンスはありません。
ただ、変身後の姿は頭部以外、中途半端に鳥の要素が混ざっているように見え、
いささか病気っぽさを感じます。
これが上記の偉そうな人たちの話と合わさると

・鬼の討伐を行なってきた人たちは呪いによって醜い姿になってしまう

という仮説が成り立ちます。
酒呑童子のセリフから、鬼が大江山に閉じ込められ、
労働力にされていたとの発言もあるので、
もしかしたら大江山という環境などが引き金になっている可能性も考えられますね。
ただ、通常の季武が普通のお兄さんであることを考えると、
あるいは安倍晴明の話もありますので、
何らかの形で隠蔽ができたりするのかもしれないですし、
もはや呪いではない可能性とかもあります。病気とか。大江山病的な。
いずれにせよまだ連載は続いているので、
今後の展開が楽しみですね。

ということで、『鬼哭の童女』でした。
私個人的に超好きです。
設定のチラ見せと絵柄のわかりやすさでめっちゃサクサク読める。