変身譚録

人が何かに変身する作品について話してみる

『ベッドかざりとほうき』おじさん、ウサギになる

どうも、今回は『ベッドかざりとほうき』です。

恐らく多くの方は『メリー・ポピンズ』はご存知でしょう。スーパーカーリーフラジリスティックエクスピアリドーシャス!

『ロジャーラビット』もご存知かもしれません。ディップまみれにしてやんよ〜です。

どちらもディズニーの実写とアニメの融合した作品ですが、あまり知られていない『ベッドかざりとほうき』もまたそういった作品です。

と、いいつつ私も非常に幼い頃に見たのでうろ覚えです。
今回はものすごいざっくりあらすじ。
戦時中、イングランドの孤児の兄弟チャーリー、キャリー、ポールは疎開先で一軒家に1人暮らしの中年女性エグランタイン・プライスの元に預けられる。対応の冷たいプライスに子供達は嫌気がさし、脱走を企てる。しかし夜中に脱走しようとした時、プライスがほうきに跨って空を飛ぶ姿を見てしまう。そのことがあって子供達とプライスは少し距離が縮まり、彼女が通信教育で魔法の習得中ということを知る。しかし通信教育の先の大学が戦争による閉鎖を決定、プライスは不満に思い、子供らを伴って現地へ赴く。しかし行った先にいたのはインチキ手品師、それまでの教材も適当なものだったというのだが…

というようなお話。
メリー・ポピンズ』が進んで子供を善い方へ導こうとするスパルタな教育者であったのとは対照的に、プライスは自分本位ではあるが優しい魔女というような性格づけです。まぁ子供に優しいのは共通かな。
また途中で動物達の島に向かうシーンもあり、ちょうどポピンズのようにアニメと実写の融合表現などもあり、戦時中であることや実際に戦闘(ディズニーらしい柔らかい表現ですが)はあります。
また魔法自体もそう派手ではなく、映像美などを楽しむというよりは、いささか暗めの世の中を楽しい気持ちで見られるような映画、というような感じで作られている気がします。


ということで該当の動画はこちら。
5:40あたりからです。シーケンスはないですがなんともおかしみがある。

www.nicovideo.jp

 口の動かし方とか耳が動いたのを確認して、というのが…こう、TF界隈にいてもなかなか類を見ない行動であるなぁと、記憶していました。
といってもなかなか全体の流れなどは思い出せず、wiki先生に頼りまくりましたけれども。
自発的なTFで外見より先に行動から確認する、なかなか珍しいし、それこそが私がこの作品をやたらそのシーンだけ憶えていた理由である気がします。また変身するのがオジサンっていうのも良さだなぁと。
個人的にはこの後の鎧の行軍もなかなか面白いと思っているので是非ごらんください。

ということで、『ベッドかざりとほうき』でした。